【千葉県】令和8年8月千葉豪雨⑦農地の被害【激甚災害指定見込み】
内閣府より、以下の発表がありました。(注意PDF)
260827-3.pdf (内閣府)
これにより、令和8年梅雨前線豪雨、令和8年8月千葉豪雨等による災害に係る激甚災害及びこれに対し適用すべき措置の指定見込みについて
1.激甚災害の指定(見込み)
令和8年梅雨前線豪雨、令和8年8月千葉豪雨等による災害(仮称)
2.適用措置の指定(見込み)
【本激】
①農地等の災害復旧事業等に係る補助の特別措置(法第5条)
農地、農道や水路などの農業用施設及び林道の災害復旧事業等について、農林水産業施設災
害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律等に基づく通常の国庫補助率を嵩上げ。
(過去5か年の実績の平均では農地は86%→97%に嵩上げ)
②小災害債に係る元利償還金の基準財政需要額への算入等(法第24条第2項~第4項)
国庫補助の対象とならない小規模な農地等の災害復旧事業に係る地方債の元利償還金を基準
財政需要額に算入。
※今後、地方公共団体や関係省庁等による被害状況の把握の進展により、適用措置や地域が追加
される場合がある。
とのことですから、ここでようやく農地等の災害復旧事業について、国庫補助嵩上げの特別措置が適用され農業関係の復旧事業の地元負担が軽減されます。復旧事業が加速でき、営農の継続に向けた見通しが立ってきます。しかも「本激」ですから対象地域を限定しないものになる予定です。
現在の豪雨災害に伴う県の事業は
・千葉県災害対策資金
1.資金概要
| 資金区分 | 経営安定資金 | 施設復旧資金 |
|---|---|---|
| 資金使途 | 事業の再生産に必要な資金 | 農業・漁業用施設(簡易な施設を除く)等が損壊した場合において、 当該施設を原状に復元するために必要な資金 |
| 貸付限度額 | 被害額の80%以内で 300万円以下 | 被害額の80%以内で 500万円以下 |
| 償還期間 | 5年以内 | 6年以内(うち据置2年以内) |
2.末端金利
0.55%
3.貸付開始
令和8年9月下旬(予定)
となっております。
それ以外のものでは
・農林漁業セーフティネット資金
| 資金使途 | 経営再建、長期運転資金 |
|---|---|
| 金利・利子補給 | 公庫資金金利一覧 |
| 貸付限度額 | 600万円 |
| 償還期限(据置) | 15年(3年) |
・農林漁業施設資金
| 資金使途 | 被災した農舎、畜舎等の復旧果樹の改植又は補償費用 |
|---|---|
| 金利 | 公庫資金金利一覧 |
| 貸付限度額 | 貸付けを受ける者の負担する額の80%に相当する額または1施設あたり300万円 |
| 償還期限(据置) | 資金使途が被災した農舎、畜舎等の復旧の場合:15年以内(3年以内)果樹の改植又は補償費用の場合:25年以内(10年以内) |
・千葉県農業(漁業)災害対策資金
| 融資機関 | 農協・銀行等 |
|---|---|
| 資金使途 | 経営安定資金・施設復旧資金 |
| 末端金利※ | 0.55% |
| 貸付限度額※ | 経営安定資金:300万円施設復旧資金:500万円 |
| 償還期限※(据置) | 経営安定資金:5年施設復旧資金:6年(2年) |
※令和8年8月千葉豪雨の例
などとなっております。
ところで気になるのが、農地利用効率化等支援事業(被災農業者支援タイプ)が発動されるかどうかです。すでにチラシで配られたところもあるかと思いますが、今のところ(2026年8月27日現在)、発動するといった知らせはありません。
この制度の基本的な仕組みとしては、過去に例をみないような甚大な気象災害等に対し災害ごとに発動されます。また、融資主体補助型事業の優先採択等の特別な措置が発動されることがあります。
いずれも、担い手の農業経営の安定化に支障を来す事態が発生しており、特に緊急に対応する必要があると農林水産省経営局長が認める場合に発動されるものです。
ですので今後も続報を待ちたいところです。

